違反にならないGoogle口コミ依頼の正しいやり方【店舗オーナー向け】
「お願いすれば違反になる」は誤解。口コミ依頼は正しくやれば問題ない
「口コミをお願いするのは何となく悪いことな気がして…」という声を、同業のオーナーからよく聞きます。でも結論から言うと、口コミの依頼自体はGoogleの規約に違反しません。問題になるのは「依頼の仕方」です。
Googleが禁止しているのは、金銭や特典と引き換えに高評価を求める行為や、サクラ・代行サービスを使ったやらせ投稿です。これらはGoogle規約やステマ規制に違反するおそれがあります。「正直な感想を書いてください」と伝える依頼は、むしろ推奨されている行為です。
実際のお客さまへの口コミ依頼、どのタイミングで声をかけるか
私がエステサロンで試してきた中で一番うまくいったのは、施術直後の「体感が一番高い瞬間」に声をかける方法です。お会計のタイミングで「よろしければGoogleに感想を投稿していただけると嬉しいです」と一言添えるだけで、依頼なしと比べて投稿数が約3倍に増えた時期がありました。
お客さまが満足している瞬間を逃さないことが、自然な口コミにつながります。施術から3日以上たってからLINEでお願いしても、記憶が薄れて書いてもらいにくくなります。依頼するなら来店当日か、遅くとも翌日までが目安です。
口コミ依頼で使いたい「3つの伝え方」
- 口頭で一言添える:「よろしければ感想を書いていただけると助かります」と自然に伝える
- QRコードを渡す:GoogleマップのレビューページへのQRコードをカードや領収書に印刷して渡す。お客さまがその場でスマホからすぐ投稿できる
- LINEやメールでフォロー:来店翌日にお礼メッセージと一緒にURLを送る。メッセージは「よかった点も、気になった点も、正直に書いていただけると嬉しいです」という文面が好印象
どの方法も共通しているのは、「高評価をお願いする」ではなく「正直な感想を書いてほしい」というスタンスを崩さないことです。
やってしまいがちな「NGな依頼」3パターン
依頼の仕方を間違えると、せっかくついた口コミがGoogleに削除されたり、最悪の場合アカウント停止になるリスクがあります。約8割のオーナーが意識せずにやってしまいがちなNGを整理しておきます。
①特典や割引と引き換えに口コミを求める
「口コミを書いてくれた方に次回10%オフ」は典型的な違反パターンです。高評価への誘導とみなされる可能性が高く、Google規約に抵触するおそれがあります。どんなに小さな特典でも、条件として提示するのは避けましょう。
②特定の星の数を指定する
「できれば5つ星でお願いします」と伝えるのはNG。これは評価を操作する行為として規約違反になります。「評価は正直につけてください」という一言が、かえって信頼を生みます。
③家族・知人に頼んで代わりに投稿させる
実際に来店していない人が口コミを投稿することも規約違反です。サクラ投稿はGoogleのシステムに検知されやすく、削除されるだけでなく店舗の信頼性にも関わります。
失敗から学んだ「口コミ依頼の頻度」の落とし穴
依頼の仕方ではなく「頻度」で失敗した経験があります。飲食店を始めた頃、スタッフ全員に「毎回必ずお願いして」と指示したことがあります。結果、常連のお客さまから「毎回言われるのが少し気になる」と言われてしまいました。
リピーターへの依頼は1〜2回で十分です。初来店か2回目までに一度お伝えすれば、それ以降はしつこく繰り返さないほうが関係を壊しません。新規のお客さまに一度丁寧に伝えることに集中したほうが、結果として口コミは着実に積み上がります。
口コミが増えてからの「返信」もセットで考える
依頼して口コミが集まり始めたら、返信を忘れないでください。Googleは返信の有無も評価に影響すると言われており、口コミへの返信がある店舗はクリック率が約20〜30%高まるというデータも出ています。
返信は投稿から72時間以内を目安にすると、投稿者への印象もよくなります。ネガティブな口コミには特に丁寧な返信を心がけることで、見込み客に「誠実な店」という印象を与えられます。
口コミを増やすことと、増えた口コミを活かすことは、セットで取り組んで初めて集客につながります。まず1件、今日来店したお客さまに一言添えてみることから始めてみてください。
この記事を書いた人
エステサロンや飲食店など複数の店舗を営む40代オーナー(店舗経営13年)。自分の店の現場でGoogle口コミ集客に取り組んだ経験をもとに、業種を問わず使えるノウハウを発信しています。