MEO対策とは何か?13年の現場経験から語る基礎と始め方
MEO対策とは、Googleマップで上位表示を狙う集客施策のこと
MEO対策とは、Googleマップの検索結果で自分の店を上位に表示させるための取り組みです。「渋谷 エステ」「新宿 ランチ」のように地名+業種で検索したとき、地図の下に3件ほど店舗が並ぶ表示を見たことがあると思います。あのエリアに入るための対策がMEOです。
SEOはGoogleの検索結果全体で上位を狙うもの。MEOはその中でも地図・近隣検索に特化しています。店舗ビジネスにとっては、SEOより即効性が出やすく、費用もかけずに始められる点が大きな違いです。
なぜ今、店舗オーナーにMEO対策が必要なのか
スマートフォンで「近くの〇〇」と検索するユーザーは年々増えています。Googleのデータでは、「近く」「付近」を含む検索は過去数年で約2倍に増加したとされています。つまり、地図に出てこない店は検索者の視野に入らない状況になりつつあります。
私がエステサロンを始めた13年前は、チラシとホットペッパーへの掲載がメインでした。当時は月に約3万円の広告費をかけても、新規客は月10人前後。それがGoogleマップ経由の問い合わせを意識するようになってから、広告費をほぼ変えずに新規の数が約1.8倍になりました。
もちろん業種や立地によって差はあります。ただ、Googleマップは無料で使える集客チャネルとして、今や飲食・美容・整体・クリニックなどあらゆる店舗にとって欠かせない入口になっています。
MEO対策の基本、Googleビジネスプロフィールを整えることから始まる
MEO対策の出発点は、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の登録と情報整備です。まだ登録していない場合は、まずそこからです。登録自体は無料で、15〜30分あればひと通り設定できます。
最低限チェックしたい5つの項目
- 店名・住所・電話番号:他のサイトと表記を統一する
- 営業時間:祝日や季節変動も随時更新する
- カテゴリ:業種を正確に設定する(複数選択可)
- 写真:外観・内観・メニューなど最低10枚以上を目安に
- ビジネスの説明文:検索されやすいキーワードを自然な文章に含める
情報が不完全なプロフィールは、Googleから「信頼性が低い」と判断されやすく、上位表示されにくくなります。まず情報を埋めることが第一歩です。
口コミの数と返信が、MEO対策の評価を左右する
Googleがマップの順位を決める要素の中で、口コミは非常に影響が大きいとされています。件数・評価の高さ・オーナーからの返信の有無、これらが総合的に評価されます。
私の飲食店では以前、口コミが3件しかない時期が約6ヶ月続いていました。その間、地図検索でほぼ上位に出ることはなく、来店のきっかけを聞いても「Googleで見た」という声はゼロに近い状態でした。
その後、スタッフがお会計のタイミングでひと声かけるようにしたところ、3ヶ月で口コミが22件に増え、地図上での表示回数が約3倍になりました。口コミは自然に集まるのを待つより、声かけや案内カードなど小さな仕組みを作る方が格段に早く増えます。
ただし、知人に頼んだ偽口コミや、代行サービスを使ったやらせ投稿は、Googleの規約やステマ規制に違反するおそれがあります。リスクが高いので、あくまで実際に来店したお客さんに書いてもらうことが前提です。
投稿機能を使って、Googleマップを「動かし続ける」
Googleビジネスプロフィールには「最新情報」という投稿機能があります。Instagramのように写真とテキストを投稿でき、これを定期的に更新することでプロフィールが「活発に運営されている」と評価されやすくなります。
目安として週1回の投稿を続けると、3〜4ヶ月ほどで表示順位に変化が出てくるケースが多いです。1投稿あたり5〜10分もあれば書けるので、SNS更新の延長感覚で取り組めます。
MEO対策は「一度やれば終わり」ではない
正直に言うと、最初の1〜2ヶ月で情報を整えてそのまま放置、という失敗を私自身もやらかしています。サロンをオープンして半年後に確認したら、営業時間が古いままで、しかも口コミへの返信が1件もできていませんでした。
MEO対策はSEOと同様、継続的なメンテナンスが前提です。情報の更新・口コミ返信・投稿の継続、この3つを月に最低4〜8回こなすイメージで運用する店舗ほど、安定した集客につながりやすいです。
まずはGoogleビジネスプロフィールを開いて、今の状態を確認することから始めてみてください。情報に抜けや古い内容があれば、それを直すだけでも集客への影響が出てきます。
この記事を書いた人
エステサロンや飲食店など複数の店舗を営む40代オーナー(店舗経営13年)。自分の店の現場でGoogle口コミ集客に取り組んだ経験をもとに、業種を問わず使えるノウハウを発信しています。